ゆりの旅

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ヨーロッパ旅2023~7日目(9/21)~ アムステルダムpart2

2023年ヨーロッパ旅の旅行記です。
一夜明けたアムステルダム。9月21日、ヨーロッパ滞在7日目になります。
ここで恐れていた事態が起こることに...。

今回のマップ

 

アムステルダム

アムスでの朝

おはようアムス、7時前の起床です。
天気は少し悪そう。

てか起床してさっそく喉が痛いし、鼻が詰まるし身体が若干重い感じがする...。
やってしまいました。心配していた風邪を引いてしまいました。やっぱヨーロッパ来て少し寒かったし...。
初秋だろうからと、少し秋服を持ってきていましたが、それでも寒かったです。東京の11月くらいの服装持って行った方がよかったね。

病院へ行くほどひどい感じではないはず(たぶん)。
せっかくここまで来たのでホテルをチェックアウトした後、荷物を預けて観光します。

めっちゃ寒!雨も降ってるし、ひんやりしてます。ほんとに9月とは思えない...。
屋内施設メインで観光かなぁ、運河クルーズ乗りたかったけど体力と天気が、、、ね。

アムステルダム国立美術館

アムスでもかなり気になっていたアムステルダム国立美術館へ向かいます。
この美術館にはオランダ出身の画家・レンブラントフェルメールなどの絵画が展示されているそうです。これは一度行ってみたい...!

国立美術館は少し離れいるので、鉄道を利用します。

交通系ICを購入。
これで24時間はメトロ、トラム、バスに乗り放題!(昼過ぎにはパリへ向かいます)

アムステルダム中央(Central)駅からメトロに乗ってレッツゴー。
車内気持ちちょっと暖かい気がする...。

国立美術館近くのファイゼルグラハト(Vijzelgracht)駅に到着。

レンガ造りの町が美しいね。

駅から5分ほど歩けばアムステルダム国立美術館に到着です。
すごい...、立派な建物だ...。

「WELCOME」だけど、windowsのメッセージ吐いてるの大丈夫そ...?

チケットはオンラインで購入が必要なようです。直近で11時30分(およそ2時間後)に入館できるチケットに空き枠があったので購入します。
もちろんチケットの事前予約*1も可能です。今回は体調崩して行けるか分からなかったから予約してなかった、ということで...。

アンネ・フランクの家

入館までは時間があるので、その間にアンネ・フランクの家へ行ってみることにします。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツから迫害を受けていたユダヤの人々。アンネ・フランクもその一人で、アンネ一家の隠れ家のあった町がここ、アムステルダムです。
現在、隠れ家は博物館となっています。

国立美術館からアンネの家まではトラムに乗っていきます。

美術館広場(Museumplein)駅から乗り、マルニクス通り(Marnixstraat)駅で下車。ここから歩いてアンネの家まで向かいます。

綺麗なお花をパシャリ。

10分ほど歩いて、アンネ・フランクの家に到着です。
実際にアンネ一家の過ごした隠れ家は左奥(白い服の男性が立っているあたり)に見えている建物で、手前の建物は新館となっているようです。

こちらも入館に際し、オンラインでのチケット購入が必要なようです。が、本日売り切れって書いてあるのは気のせい...?

QRコードを読み取り、チケットサイト*2にアクセスしてみると、

確かに、本日は売り切れ。何なら3日先まで売り切れています。
結構人気な博物館なんだな。早めにチケット買っておかないと売り切れは早そうです。
今回は外観を見れただけも良しとしましょう。

アムスを散策

国立美術館に入館できるまでまだまだ時間があります。
その間、アムスの町を散策。

こちらはショッピングモール...?
ここから南のエリアは9ストラーチェスと呼ばれる、アムスでもおしゃれなショップが立ち並ぶエリアがあるのだそう。(つまりそっちには行かなかった、と...)

こちらはアムステルダム王宮
もともとは市庁舎として建てられたようです。17世紀オランダの黄金時代の象徴でもある建物だそうな。

本日の朝食

王宮近くにカフェがあったので、朝食をいただきます。(時間的にはブランチだね)

なんか良さげな感じがしたの。

こちらではイングリッシュ・ブレックファストとホットチョコを注文。

きたきた。ってかなんでオランダまで来てイングリッシュ頼んじゃったんだ...。
とりあえず寒い&体力付けるためにちゃんと食べないと。風邪の身体にはホットチョコの温かさと甘さがいつも以上に沁みるぜ...。

風邪っぴきではちょっと食べるのがしんどかったけど、日本帰ってきてたまに思い返して食べたくなるイングリッシュ・ブレックファストでした。

再び美術館へ

朝食を食べ終え、美術館へ戻ります。
今いるところの最寄りのダム(Dam)駅から先ほどの美術館広場駅へはトラムに乗って10分ほど。

美術館広場駅前にあるミュージアムショップ。
ゴッホのひまわり風の外観。そういえばゴッホもオランダ出身の画家ですね。

戻ってきました、アムステルダム国立美術館
目の前の道を自転車が躊躇なく爆速で駆け抜けていくからちょっと恐ろしい。人轢かないでね...。

中に入るとおしゃれな演奏が。
入館待ち列に並んでいる間、素敵な音楽を楽しませてもらいました。

入館時は軽い手荷物検査を受けて入館です。

無事入館!中もレンガ造りできれいだなぁ...。

左に見える「Garderobe」がクロークになります。リュックを預けて身軽になったら館内散策!
「ASIAN PAVILION」と言う案内板が気になったので行ってみます。

おや、さっそく着物が目の前に。

木で作られた僧侶像。なんとこちらは聖徳太子の像なんだそう。
髭生やして笏持ってるイメージだったから全然気付かなかった...。

こちらは屏風。
江戸時代、日本の数少ない交易相手国だったオランダ。そのころに輸入されてきたものなのでしょうか?
当時、オランダ東インド会社の交易が盛んであったことを考えると、アジア由来のものが多く所蔵されているのも頷けます。

アジア・パビリオンを抜けて、館内を回ってみます。

こちらは図書室。何とも美しく素晴らしい空間です。
実際に本を手に取り、読むこともできるそうな...。

こちらも素敵な空間...!
天井が高くてすごい、、なんて言えばいいんだろ、とにかく広く感じる。

この透明なものは何だろう...、と思って近くの説明を見てみると、

なんだぁ、飲みゲーアイテムかぁ。
これで元気な大学生も大喜びです(?)

こちらは名誉の間と呼ばれる空間。
この美術館でも有名な作品を数多く展示している空間になります。

一番奥まで進むと、

目の前にレンブラントの「夜警」が登場!
修復作業中のため、ガラス越しの鑑賞となりますが、この絵の描かれた時代の力強さと荘厳さを感じます。
ってか、夜警の実物ってこんなに大きかったのね...。

他にも名誉の間にはフェルメールの絵画も展示。

牛乳を注ぐ女」もここ、アムステルダム国立美術館に所蔵。
CMとかでも結構有名だよね、なかやまきんに君がパロってた記憶...。
いや、そんなことは置いといて...。フェルメールの作品における青の鮮やかさ、柔らかなタッチ、女性の表現には本当に素敵なものがあります。惹かれるものがあるというか、吸い込まれるものがあるというか...。
ここでは他にも「青衣の女」、「恋文」、「小路」を含めた計4つのフェルメール作品が展示されています。

名誉の間を離れ、再び館内を探索。

お、ゴッホの自画像だ。まさかここでゴッホの絵画に遭えるなんて...。
国立美術館のすぐ近くにはゴッホ美術館もあります。今回は行けなかったけど、またいつか時間あったら行ってみよ。

こちらは大航海時代の商船の模型でしょうか?立派な帆船です。
なんだかパイレーツ・オブ・カリビアンに出てきそうな船ですが、あちらで出てくるのはイギリス東インド会社オランダ東インド会社とは別物です。

おっと、この見たことあるような形状は...。そう、日本の歴史の授業でもお馴染みの長崎・出島の絵です。
江戸時代にオランダと日本が関係を結んでいたことがここからも読み取れます。

ちなみにこんな出島の模型展示も。
オランダの方からの日本のイメージはどのようなものなのでしょうか?

わぉ、今にも動き出しそうな可愛らしい子猫の絵。
小難しい絵が多い美術館の中でも、これは誰が見ても楽しめる&癒される素敵な作品です。

こちらは皇帝ナポレオンの絵、戴冠式の正装時のものです。
世界史の教科書でも見かけるような一枚。アムスで見れるとは知らず、見かけた時は思わず「あっ」と声が出てしまいました。

国立美術館では名画や調度品など、他にも様々な作品が展示されていました。駆け足で回ったけど、じっくり楽しむ時間があれば半日~1日はここで十分楽しめそう。それほど作品数も見どころも多い美術館でした。アムスに行った際はここへ足を運ぶことをおすすめします!

パリへの帰還

この日は15時過ぎの列車に乗ってパリへ移動。美術館を後にし、中央駅へ向かいます。

運河クルーズやってる!あれに乗ってアムスの運河をゆっくり観光したかったなぁ。

こちらはハイネケン・エクスペリエンスと呼ばれる博物館。
緑色の缶ビールでお馴染みのハイネケンはオランダ発のビール会社。この博物館も元はビール工場だったそうです。
「エクスペリエンス」と言う名の通り、体験型のビール博物館のようで、見学後はハイネケンビールを飲むこともできるそうな。

朝来たメトロに乗ってホテルまで戻り、預けている荷物を回収して中央駅へ向かいます。

中央駅前には立派な聖ニコラス教会が見えます。
中に入ってゆっくり見学したかったかも。

15時11分発のパリ北(Paris Nord)駅行のTHALYSに乗ります。
再びパリだぁ~、たくさん観光したいから早く風邪治ってくれ~~。

ホーム到着。
屋根で雨避けになるけどそれでも寒い。

THALYSは時間より早めに到着。車内で出発まで待ちます。
たくさんの列車に乗ってきた今回の旅。これがこの旅最後の長距離列車です。

列車は時間通りの15時11分に出発。1週間前の旅の始まり、パリへと向かいます。
バイバイ、アムス!次は運河クルーズとアンネの家とハイネケンゴッホとあと色々!

アムステルダム編、終了です。不思議な不思議な町、アムステルダム。有名な画家の作品や戦争の爪痕が残るところもあれば、アングラ・カルチャーの色濃く見られる部分もあり、様々なアムスの姿を垣間見ることができました。あとこの町は何と言っても運河が素敵です。古くから治水対策が発達してきたオランダ。その結果として整備された運河は、この町独特の風景を作り出しています。運河とともに発展してきた町をゆっくり散策するのも、アムスの楽しみ方の一つなのでは?

次回、再びパリへ戻ります。が、ここでもまた想定外の事態が待ち受けていました。
風邪、早く治るといいな...。

ヨーロッパ旅2023~7日目(9/21)~ パリpart1へ続く。

 

↓↓↓ヨーロッパ旅2023旅行記まとめはこちら↓↓↓

yuliyhibi.hatenablog.com

*1:国立美術館のチケットはホームページから購入できます。

*2:アンネ・フランクの家のチケットはホームページから購入できます。